【CW】カードワース2014/12/25 カテゴリー:オフゲ
…ここしばらくの間、どうも記事にするようなネタがないので
前にちょっとだけ語ったりもしたCardWirth(カードワース、以下CW)について
軽く本格的に語ってみるとでもしましょうか…。

某所では「マルチシナリオRPG」とか呼ばれたりもしています。
そのCWとはどんなゲームなのかというと…。

まず、PC(Player Character)を最大6名まで作成し、それを1PTとします。
そのPTで「シナリオ」と呼ばれる…ストーリーのデータのようなものがあって
それをクリアしていくのが大まかなゲームの目的になります。
基本的なゲームシステムとしては「キャラクターの引き継ぎができるTRPG」
とでもいえば、一番近い表現になる…かな。

実際、CWは普通のRPGやADVとかではなく、TRPGをベースに設計されたらしく
それでもまあ結局はコンピューターRPGなので限度はあるけど
割とTRPG風に自由度の高い作りになってはいると思います。
例えばの話、何の脈絡もなく通行人に居合い斬りをかましたりとか
全く意味もなく宿の亭主に炎の球の魔法を撃ち込んだりとか
商人護衛の依頼で、道中で商人を殺害してお金を強奪したりとか
シナリオ作者によってはそういう行動を認めている場合もあります。
(※必ずそういう行動が有効なわけではない。あくまでもそう作ってある時だけ。)

さて、その「シナリオ」について。「クエスト」とでも呼んだ方がわかりやすいかな。
モンスター退治をして報酬を貰って終了、というスタンダードなシナリオもあれば
魔道士(?)が作り出したゴーレム(?)と戦う実験のバイト(?)というようなものもあり
「スキルやアイテムを販売している都市」という「買い物ができるだけ」という内容の
いわゆる「店シナリオ」(この手のシナリオは原則繰り返しプレイ可能)もあって
便宜上、それら全てが「シナリオ」と呼ばれています。

…この「シナリオ」は、専用の開発ツールが公式から提供されていて
誰もが自由に作成、公開することも可能になっています。

 ゴブリン退治の依頼を請けて洞窟に行ってゴブリンどもを蹴散らして依頼を達成したが
 洞窟の奥に神秘的な扉があり、開けてみると異空間的な場所に放り出されて
 神か女神なんかの言葉が聞こえてきて古の邪神が復活しつつあることを知り
 力が衰えて動きが取れない神の代わりに世界に散らばった3つの伝説の武具を集めて
 邪神のしもべである四天王を倒して封印されし祭壇を解放し、3つの武具を融合させて
 神の剣を復活させることで神が力を取り戻し、その神から力を授かったPC達が
 最終的に邪神をやっつけてめでたしめでたし☆

…みたいな、総プレイ時間12時間ぐらいの超大作シナリオも作ろうと思えば作れます。
大作ならいいわけじゃなく、ゲームとしての内容を充実させることが云々以下略。
…この例を下手に実際にシナリオにしたら、そびえ立つ地雷と評されますね。高確率で。
ノベルゲーでも推理モノでもポ◯モンだろうが野球ゲーだろうが下手すればSTGだって
恐らく作ろうと思えば作れないものはないんだろうと思うけど
CWというシステムが果たしてそれに向いているかどうか、っていうのもありますしね。
ちなみにポケ◯ン的な内容のシナリオは実在します。
…いや、うん、マジで何故作った(゚∀゚;)

この「シナリオ」の作成を行う「シナリオ作者」という立場は
TRPGにおけるゲームマスターの役割に近いものがありますね。
先にも述べた通り、基本的にそこまでは自由度が高いわけでもないので
例えば移動できる場所が限られていたり、宿の親父さんを攻撃しても無反応だったり
「意味はないけどモンスターの足を切り取って確保しておいてみる」というような
TRPGでは可能(かもしれない)な「完全に自由な行動」というものは不可能だったり…。
まあそこは結局コンピューターRPGなんですよね。
限られた自由度の範囲内で、どれだけプレイヤーに自由度を感じさせるかっていうのも
シナリオ作者の腕次第と言えたりもします。

さて…「シナリオについて」はこんなところで…。
あとは私のお気に入りのシナリオでもいくつか紹介しておきましょう(^ω^*)
諸々の事情で古いものしかないけど。

「賢者の選択」
CWの本家本元、大本の製作チームである「groud Ask」製の
公式シナリオ(サンプルシナリオと言えなくも…)の1つである、マルチEDシナリオ。
これは、何回か真っ当にプレイした後に(もちろん真っ当にプレイしても面白いんだけど)
一番最初に依頼を断る的な選択肢を選んだ時の親父さんの台詞が、私的に深くて深くて…。
自分の選んだ行動には責任が伴う的な部分も、TRPGっぽい感じがしていいですね。
(まあ私はTRPGとかやったことないんだけど…。)

「竜殺しの墓」
CW界の傑作。…と、私は思ってる長編探索シナリオ。
導入や展開に無理がなく、ダンジョンや仕掛けもまあ理不尽なものではなく
素晴らしく完成されたシナリオなんじゃないかとか思ってたりします。
余談だけど、前にMoEとかで「MoEのドラゴンはドラゴンやない…ただの化物トカゲや!」
とか言ってたことがあるけど、それは「ドラゴンとは如何なるものか」ということを
このシナリオ(とあと他にもう1つあるんだけど)で思い知ったっていうのがあって…。

「霧を抱く…」
CW界の傑作。…と(以下同文)
これと「竜殺しの墓」はCW界では知らない人はほぼいないんじゃないかな…。
多くは語らないけど、本当「霧」の恐怖は素晴らしく恐ろしかった…。

「ぴかくぽら」
子供と遊ぶだけの内容。ただし命の危険有り。
ノリが独特で出来も正直ちょっとアレで、ものすごくプレイヤーを選ぶ。
(出来としては)真っ当な探索シナリオになった続編もあったりするんだけど
苦手な人にとっては続編が存在すること自体、神を呪いたくなるかもしれない。
つまりまあそういうシナリオ。でも私は割と好き。
このシナリオに登場する遊び相手役のキャラ(NPC)は
かつてファンクラブがあったほど一部で高い人気を誇っていたとかいないとか。

「暗黒魔術師シリーズ」
カシアス様は私の嫁。
「ヘイトマシーン」「眠れる狂気」「蛇の王」の3部作からなる
いわゆる連作(キャンペーン)シナリオ。
加えて外伝「ブルーラインズ」があり、ぶっちゃけこの外伝だけ出来の規模が違う。
本編3部作は…うん、まあ、正直、お察し。
ただ、このシリーズは「キャラを気に入るかどうか」が重要な
いわゆるキャラゲーの類なんじゃないかと私は思ってる。
そして私はキャラを気に入ったっていう、それだけのアレ。
カシアス様は私の嫁。

「夢は南海を駆ける」
「冒険者」という職業のちょっと暗い部分が垣間見えるっていうか
「冒険者=善人であり、その主な仕事は人助けである」と考えてる人には向かない系。
マルチEDだけど、個人的にはベストエンド一歩手前のEDこそがトゥルーエンドだと思ってる。
ベストエンドはなんかこう…ちょっと…「綺麗」すぎて…。
ちなみにそのEDで入手できる武器は威力が高すぎて封印するべきレベルだけど
思い入れが強くて初代PTでは結局ずっと使ってました(ノ∀`)
…それどころか、当時、このシナリオをあまりにも気に入りすぎて
この武器にまつわる二次創作シナリオを作りたい計画すらあったとかなかったとか…。


「城砦都市キーレ」
戦闘イベント付き店シナリオ。…いや店付き戦闘シナリオ?
CWにおいては、敵を倒して経験値やお金を稼ぐというシステムにはなっておらず
基本的に戦闘は意味のない、ただのストーリー進行上の障害に過ぎないものであり
「ただ戦いまくるだけ」という内容のシナリオはひどく退屈なものであるわけで…。
このシナリオにおける戦闘部分は、要は「ただ戦いまくるだけ」という内容なのに
丁寧な演出によって退屈さを感じさせない内容になっている。
っていうか燃える。勝利は我らの手に!うおおおおお!
販売しているスキルに関しては一言「出来がいい」とだけ言えば事足りる良品揃い。

…まだこの20倍ぐらいは挙げられるシナリオあるんだけど、とりあえずこんなところで。
なんかちょっと辛(から)いこと言ってる部分があるけど
CWの話をね、する時においてはね、ちょっとね、仕方ない部分があってね、うん。
この界隈もいろいろあるんだよ…うん…(゚∀゚;)

ちなみに、BMナントカで「BMSプレイヤー」が複数存在していたりとか
Elonaにおいて「ヴァリアント」がいくつも公開されていたりとか
そういうのと同じような感じでCWにも「本体(エンジン)」がいくつかあるんだけど…。
個人的なオススメは…CardWirthPyかな。今のところは一番将来性があるっていうか。
Pyもまだまだ発展途上なところがあるから、他のどれを使ってもいいとは思うけど。

…と、まあ今回はこのあたりで。
気が向いたらそのうちまた何か語ったりするかもしれません。
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